僕がなぜ行政書士資格の取得を勧めるのか?
その理由は大きく5つあります。
<理由その1>
弁護士は「裁判関係」、税理士は「税金の申告関係」、司法書士は「登記関係」と、とっても分かり易い。
一方、行政書士は、業務対象がたくさんありすぎて、行政書士の輪郭がボケてしまい、「何やっている人?」ということになってしまうんです。
このことが、行政書士では食べていけないと言われる要因の一つです。
でも、逆に言うと、いろんなことが出来るわけで、たくさんの業務対象から、自分に合った業務を選択することが可能になります。
例えば、
○美容師をしておられた方が、行政書士の資格を取得して、パーマ液による肌荒れなどの美容トラブルを解決する専門家になったり、
○ペットが大好きな方が、行政書士の資格を取得して、ペットのトラブルを解決するペット法務の専門家になったり、
○とても辛い離婚経験された女性が、離婚協議中の不安やストレス、離婚後の母子家庭としての生活の不安など、同じ女性の視点からケアをしながら解決へとサポートする女性限定の離婚専門行政書士として活躍されたり、
○子育てや家庭との両立など、女性しか分からないような課題を、きめ細かい視点で、起業する女性をサポートする女性専門の起業支援行政書士として活躍されたり、
と、たくさんの人が独自の行政書士像を実現し、活躍されています!
つまり、行政書士は、これまでのあなたの人生経験が生かせる資格なのです。
もし弁護士になっても、人のトラブルに関わることが苦手だったりすると、とても困ったことになりますが、行政書士の場合は、自分の特性に合わせた業務を見つけていけばいいのです。
<理由その2>
また、インターネットを活用して、「会社設立業務」に特化して、マーケットを全国に広げて、開業1年程度で年収1,000万円を実現した若い行政書士さんや、
「家系図作成」などニッチな市場を開拓して、その専門家として全国的に有名になった行政書士さんなど、
自分の経営センスを生かして、自分が興味のある業務を毎日楽しく進めていけるのです。
つまり、行政書士は法律的な国家資格でありながら、あなたの経営センスを生かせる資格であり、また、あなたの興味ある分野や得意分野を生かして、ワクワクと情熱で仕事が出来る資格なんです!!
<理由その3>
行政書士試験の難易度は、ここ数年合格率が8%~13%となっています。
けして易しい試験ではありませんが、ロースクールに進学しなければならない弁護士や、合格率が3%前後である司法書士試験と比べると、押さえるべきことをきちんと押さえれば短期合格も目指せる試験です。
<理由その4>
さらに、資格を取った後に行政書士事務所を開業しなくても、受験で学んだ法律的な知識は、法治国家である日本においてはいろんな場面で役に立つため、受験のための努力が決して無駄にならないのです。
<理由その5>
行政書士試験に合格して実際に行政書士事務所を開業するためには、各都道府県の行政書士会を通じて全国行政書士会連合会に登録をしなければなりません。
弁護士も同様に日弁連等に登録しなければなりませんが、弁護士の会費が毎月おおよそ5万円もかかるのに対して、行政書士会は、毎月おおよそ7千円程度です。(各都道府県の会によって会費が多少異なります。)
そして、携われる業務は、法律的争訟や登記などを除いて、かなり幅広い内容の業務に携わることが出来ます。コストパフォーマンスが極めて高いといえるでしょう。
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